作成者別アーカイブ: admin
お花いっぱいの家族葬
東日本大震災から七か月が経ちました。被害に遭われた方々には心から お見舞い申し上げますとともに一日も早い復興を御祈りいたしましす。 今回の震災では大変多くの方が亡くなられました。また葬儀をあげることも 出来ず、やむなく埋葬されています。 この光景を見て葬祭業に携わる者としてとても心が痛みました。 今回の震災を機に葬儀に対する考え方にも変化があったようです。 最近、家族葬が増えてきましたが故人を家族で送る儀式というだけではなく、 家族の絆を再認識する場としてとらえられているようです。 先日お手伝いさせて頂いた家族葬のお話しです。 今回の故人様は独身でお子様もなく甥、姪の方が主催の葬儀でした。 この様なケースですとお通夜、葬儀をなさらずにご火葬だけで済まされる事も 多いのですが、ごく近親の方でお通夜、葬儀をされたいとのご希望でした。 落合斎場のすぐ側にある瀧田会館という料理屋さんの小さな式場を借り てのお式です。 きれいなお花の祭壇を飾らさせて頂き、両日お寺様を呼んで読経をあげて 頂きました。最後には祭壇のお花を切ってお棺の中をお花いっぱいにして お見送りして頂きました。 ご遺族の方からは、生前お世話になった、おばに恩返しが出来たととても 喜んで頂きました。 ご自宅に後飾りを飾りに行くと、遺影の故人がほほ笑んでいるようでした。
練馬の斎場(東高野会館)
練馬の東高野会館でのお話です。 練馬は区営斎場が多く、東高野会館のほかに石神井寶亀閣、大泉橋戸会館等ございます。 区の指定斎場は 指定葬儀場使用助成金制度があり練馬に住民登録をされた方が利用できます。 先日のご喪家様は、旦那様(お父様)が長年患っていた病気が悪化し亡くなられました。 少しでも悲しみが和らぐように親族・会葬者の為に想い出コーナーを設置し、みなさんに偲んでもらおうとお写真や記念品をかざっていただいているときにふと、1枚の写真に目が止まりました。 お孫さんを抱いているのですがいろんなお写真の中で一番喜んでいる自然な一枚。 こんな幸せなひと時をおくられたんだと胸が熱くなってしまいました。 幸せな人生の終焉をお手伝いさせて頂きありがとうございました。
おばあちゃんの徳
7月の初旬暑い日が続く中、担当したご葬儀でのお話し。 ご家族の希望としてはお式までの間ご自宅でお守りしたいと。 しかし多磨葬祭場・日華斎場の式場の都合で少し日にちが空いてしまうことになりました。 この暑さの中、しかもエアコンのない部屋で数日間ご安置するのはどうかなと正直思いました。 が、しかしその日から数日間、朝晩は毛布や布団が必要なほどの冷え込み。 おかげでご家族の希望どうりお式当日までご自宅でご安置し無事お家から出棺する事が出来ました。 そして不思議なことにその日からまた猛烈な暑さがぶり返しました。 ご家族は「おばあちゃんが今まで徳をつんできたからだ」と話していましたが 私も照りつける太陽を見上げながら、この時期としては稀な気象条件を おばあちゃんがもたらしてくれたとホッと胸をなで下ろしました。
いろいろなご葬儀
この間、ご葬儀をお手伝いさせて頂いた御家族様が「近頃のお葬式は結婚式みたいね」とおっしゃっておりました。 確かにナレーションや、お亡くなりになった方のスライド映像、など様々な事が行われております。 中には、和太鼓を用意して皆様で演奏する方もいらっしゃったと聞いたことがあります。(そのあとは、こっぴどくその式場の方に怒られたそうですけども・・・) 悲しみの中にもその人らしさがあるお葬式を・・・そんな方々が増えてきたのではないでしょうか? 自分のお葬式の時にはどんな感じになるのか? ちょっと想像しちゃう今日この頃・・・
民間の斎場
都内の有名斎場(東京博善さんの)6ヶ所と、多磨葬祭場、戸田葬祭場の創始者は 元々同じと聞いてますが今は全く別の経営となってます。 (東京博善さんは廣済堂が母体です。) 先日 多磨葬祭場に於きまして施行しましたが、東京博善さんとほとんど同じ方式をとってます。式場の大きさ、火葬炉の種類、料金、ほとんど一緒です。 ただ、東京博善さんの方が全部駅に近く、5分~10分以内の所に位置していますし、式場の数を考えても、やや使いやすいかと思います。 民間で火葬場を運営しているのは全国でも珍しく、数か所しかありません。 料金は、市営・区営の斎場よりかなり割高ですが、式場の綺麗さ、社員のサービス面、車での移動、出棺時の霊柩車、お供車など、バスも必要なくなりますし 充分に補っていると思います。 家族葬から団体葬どの様な形式の葬儀も出来ますので間違いなくお勧めできます。
新宿の葬儀場(瀧田会館)
最近のご葬儀は家族葬で行いたいというご相談が大変多くなっております。 先日も御家族だけで葬儀をあげたいとのご依頼で、新宿にある落合斎場すぐの瀧田会館でお手伝いを致しました。 家族葬は遺族・親族たけで行いますが、先日の御遺族は亡くなったことに実感がもてないとおしゃっておりました。 御家族が亡くなることは遺族にとってなかなか受け入りがたい事ですが、葬儀をし、故人の死を受け止める事も必要です。 御家族の戸惑いや悲しみの深さははかれ知れないですが、近しい御家族の方々が最後に柩の中にお花を手向ける時は私自身も悲しくなります。 この度の御葬儀で印象的だったというか、とても嬉しいお言葉を頂いたのですが「これだけ納得のいくお別れはできないかも。」と御家族の方に最後におしゃって頂いたときは、少しだけホっとしたというか、とても良かったなと思えた御葬儀でした。
落合斎場
私たちは仏式であれば通常、各宗派の教えに沿ってお式をすすめさせて頂きます。 先日お手伝いさせて頂いたご葬儀でのお話しなのですが、故人様の奥様は関西出身の方、ご両親は九州の方、さらに会社関係の方も一緒に打ち合わせをさせて頂いたので、葬儀のしきたりや風習がそれぞれ違っているのでなかなか一筋縄ではいきませんでした。 それでも何とか1つずつ決めさせて頂き、当日を迎え、落合斎場へ入ったのですが、 システム化され迅速に葬儀が進んでいく様子に、少々驚かれていた様子でした。 また、収骨方法も違うようで「これでいいのか?」と少し戸惑っておられました。 私も地方の風習については、それほど詳しくない分、今回のご葬儀は勉強になる部分がたくさんありました。これからに活かしていきたいと思います。
式場選びと費用
みなさんは、家族や大切な方がお亡くなりになったとき始めに何をされますか? 生前予約、事前相談を葬儀社にされている方もいるでしょうが、突然の事で何をしていいのかわからない方も多いと思います。私自身も葬儀社で働く前に家族を亡くした時は、何をしていいのか、何をするべきか分からず戸惑ってしまいました。 葬儀を行う場所を決めるだけでも、都内の場合はたくさんあります。 式場費が安い区営斎場(なぎさ会館、臨海斎場、平和の森、やすらぎ会館など)から、大勢の方がいらっしゃっても対応できる青山葬儀場、護国寺、傳通院、宝仙寺、千日谷会堂、御身内の方でこじんまりとした葬儀に適した全龍寺、安楽寺、羅漢会館一階式場など、、、 式場選びだけでも大変です。 それと同時に次に費用のことが頭をよぎります。 近頃は葬儀一式をセットプランとして提案している葬儀社様が多く見受けられますが、安さをアピールしているので何となく安いのかなと思われがちですが、実際はそうでもないことが多いです。必ずプランの内容を確認し、ご検討が必要です。その様な御相談事もお気軽にご相談下さい。 「葬儀とは、大切な方とのお別れの時間でもあり、亡くなられた方の出発の場でもあるのです。」 だからこそ限られた時間ではありますが、葬儀の内容は、良くご検討して頂ければと思います。
桐ヶ谷斎場 鶴の間
品川区にお住まいの方でした。品川区近辺の方ですと桐ヶ谷斎場、臨海斎場と利用することが多いのですが、4日~5日位は待たされてしまうことが多いです。 打合せをすると、必ずと言っていいほど「そんなに待つんですか?」とよく言われてしまうのですが、このときも同じく「そんなに待つんですか?」と、、、こればかりはどうしようもできないのが、辛いところです。 待つということは、それだけ人気のある斎場ということなのですが、この2つの斎場(臨海斎場、桐ヶ谷斎場)を比較しますと、桐ヶ谷斎場の方が料金的には割高ですが、アクセスが便利であることと、有名で誰もが分かるというところがポイントです。 今回担当させて頂いた葬家の方も、「親戚も多くて、会葬者もそこそこきてくれて桐ヶ谷斎場 鶴の間で施行してよかった。」と喜んで頂けました。 葬儀の規模で式場の大きさが選択できることも、桐ヶ谷斎場の良い点だと思います。
大田区にある臨海斎場の特徴
今日は大田区にある臨海斎場について少し話します。 臨海斎場の所在地は大田区東海1-3-1で、最寄りの駅はモノレールの流通センターです。また、広い駐車場もあるので車の利用にもとても便利です。 臨海斎場は、港区、品川区、目黒区、大田区、世田谷区で共同設置した斎場ですので、その5区にお住まいの方は、葬儀に不可欠な火葬料、式場使用料など比較的金額を抑える事ができます。 港区には、やすらぎ会館、品川区には、なぎさ会館、目黒区には、セレモニー目黒、大田区には、平和の森会館とそれぞれ葬儀の出来る区営式場があり、これらの区営の式場から出棺して臨海斎場を利用される方も多くいらっしゃいます。 臨海斎場のお勧めポイントは、新しくてきれいであることが1つですが、お通夜の際に仮眠をとれる和室が完備されているなど、設備が充実している点も良いところかと思います。 以前、臨海斎場で葬儀をされたご遺族の方が「主人とのお別れ、家族でゆっくりとすごせました。ここでできてよかったです。」などとおっしゃっていたことが、とても印象に残っています。